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One home run

映画、音楽などについて書いていきます。備忘録。

「ヒメアノ〜ル」吉田恵輔[映画]


『ヒメアノ~ル』予告編

★8

岡田(濱田岳)は、バイト先の先輩安藤(ムロツヨシ)が惚れているカフェ店員阿部(佐津川愛美)との仲を取り持とうと奔走するなかで、カフェの常連である昔同級生だった森田(森田剛)と久々に再会する。岡田は阿部から、実は森田にストーキングされていると相談を受けるが、、

 

 

面白かったです。

ラストシーンのあと自然と目が潤んでしまった。シネコンで見たのですが、劇場を出たあと目に入ってくる小学生たちが仲良く歩いてる姿とか、スーパーのカートを押してる作業着のおじさんだったりが、少しいつもと違って見えた。あたりまえだけど、”それぞれにそれぞれの人生がある”ということを考えてしまった。

 

 

もちろん殺人を一ミリも肯定出来ないし、したくもないし、共感も出来ないけど、

それでも涙が出てしまうのはなぜなんだろう。

 

森田の過去設定については、おそらく賛否ある気がする(”理由がない”方が良かった、と思う人もいるかも)のですが、個人的には納得できました。

”痛い”っていうのはどういうことなのか。暴力描写で何を伝えたいのか。「ヒメアノ〜ル」には明確な意図があって、この作品のバイオレンス描写は、心の痛みが具現化したもののように感じました。

 

 

 

本当は簡単なことのはずなのに、なぜ人間は上手く生きられないのだろう?というやり切れなさ、やるせなさ、痛み。

重たいものを残してくれた映画だった。

 

 

 

 

 

 

ただ不満だった点も結構ありました。

まず、演技について。森田剛は、演技ができる人なんだ、という驚きもあったし好感度も増したけど、難しい役どころでもあり正直微妙な感情表現の部分で少し不満な所もあった。

また、「サイタマノラッパー」組がカップル役で出てきていて、山田真歩が車の中で駒木根隆介と語るシーンで、ある”重要な台詞”があるのですが、そこがアッサリ過ぎだったような。サイタマノラッパーシリーズは個人的にあまりピンと来なかったのですが、2は割と好きだったので‥

 

あと警察ってこんなに間抜けなの?って所が何箇所かあって、そこもリアリティという面で少し、、と思いました。

 

そしてR15なのに、佐津川愛美が不自然に乳首隠してた所も気になりました。これは邦画にありがちな笑

 

 

 

不満も色々あったのですが、好きな面の印象の方が全然大きかったです。あと原作改変しているらしいのですが、個人的にはそれも納得できました。

劇場で観れて良かったです。